宇土を支えるTAKARA
網田漁業協同組合の皆さん
潮干狩りを復活させたい
一昔前のあの活気溢れた町を取り戻したい
そんな純粋な想いから、網田漁業協同組合のメンバーの中から有志が立ち上がりました。
あさりのピークは、1970年代。それから、あさりの乱獲、自然環境の変化もあり、みるみるうちにあさりの収穫量は減っていきました。
「このままほっといていいのか?」
漁協の有志で作られた「あさり部会」による、 あさり復活プロジェクトが始まりました。
約5年をかけ、ゆっくりゆっくりと、保護活動を行ってきました。あさりの育ちやすい砂浜づくり、エイの捕食を防ぐためのネット対策。
そんな努力がみのり、ついに2018年に、30年ぶりの潮干狩り復活。多くの人が潮干狩りに訪れています。
「一番うれしかったことは、潮干狩りが再開されたことで人があつまり、その賑わいに地域のお年寄りの人たちが喜んでいること」
「子どもたちの声が町に響き渡るのが、なによりもうれしい」
そう語るのは、網田漁協の組合長の浜口さん。会話の中で終始笑顔がこぼれていました。
山と海に囲まれた網田地区。この地区の人達は昔から海と共に生きてきました。
海苔の養殖産業とあさり産業。この産業の復活なくして、地域の復活はないともおっしゃっていました。
今回の潮干狩りの再開は、一つの通過点。
潮干狩りに、たくさんの人達が遊びに来て、子供の声があふれる。
そんな声が町に響き渡り、地域の人たちの力になる。
網田地区の、あさりの復活、町の復活、人の復活が今始まりました。
宇土市長浜町潮干狩り
オープン:5月末まで(土曜・日曜)
高校生以上1,000円、小中学生500円
お問い合わせ:0964-27-0404(網田漁業協同組合まで)